裏千家14世淡々斎宗室自筆 一行書『三冬枯木花』掛軸
穏やかな書体で「松無古今色」と有名な文句が書かれています。共箱の、蓋裏には「松無古今色　紫野雪窓（花押）」と署名されています。〔商品の状態〕を〔やや傷や汚れあり〕とさせていただいていますが、「無」の下左側にオレがあります＊写真⑥。ただし60年前以上の墨蹟ということを考えますと全体の調子は良好です。表装は上下は今では珍しい侘びた紙表具で、一文字は竹屋町裂を使用してあります。箱に香が入れられるように細工してあります。現代では防虫香がありますが、昔はここに刻み白檀を紙に包んで入れていたのでしょう＊写真⑦⑧。\r\r長さ179.5㎝　横28.9㎝（表装を含む）　\r\r共箱・紙本・塗軸。\r\r『松無古今色』\r【読み方】\r松に古今の色無し（まつにここんのいろなし）\r【意味】\r松は古今変わることなく瑞々しい緑を保つ。平等相があるから差別相が明らかになり、差別相があることによって平等相が現れるという世界の在り方が示される。\r【出典】\r五灯会元（ごとうえげん）\r\r＊仏教における平等・差別とは・・・万物・万象は本質においては空であり、平等であるけれども、それが現象として現れる時は千差万別の差別相となる。我々は、すべてのものにある平等相と差別相の両方を見極め、悟らなければならぬ。\r\r▢小田雪窓（おだせっそう）\r明治34年(1901)～昭和41年(1966)\r臨済僧。鳥取。室号蔵暉室。後藤瑞巌の法を嗣ぐ。大徳寺506世。大徳僧堂師家・大徳寺派管長。昭和41年遷化。65歳。\r\r【参考文献】\r茶掛の禅語辞典\r\r#自分だけの茶道具を持ってみませんか\r#茶道具\r#小田雪窓\r#書\r#一行\r#大徳寺\r#後藤瑞巌\r#掛軸\r#茶掛\r#お茶会\r#掛軸\r#本席\r#床\r#茶道\r#表千家\r#裏千家\r#武者小路千家\r#濃茶\r#薄茶\r#古美術\r#臨済宗\r#大徳寺\r#管長\r#待合\r#鳥取\r#京都\r#和\r#瀟酒\r#古美術\r#お茶席\r#床の間

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